暗闇の中で1人立ちすくむ少年。



その手には

一本の蝋燭が握られている。



この広くて暗い世界で

その光はあまりにも小さくて…







蝋燭の熱で溶けた蝋は

その少年の手に

容赦なく降り続ける。





少年の手は

蝋と血で固まっている。








なのに、

少年はただただ蝋燭の明かりを見つめるだけ。
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