僕は何故か

真っ白で眩しい世界に
真っ白で眩しい服を着て、立っていた。



ジャラ・・・ー



「足が重い…」

下を見ると、
僕の足に鎖がついていた。



ジャラ・・・ー



「今度は手も…」

見ると、僕の手にも鎖がついていた。





僕は鎖の重さに負けて、その場に座り込んだ。





真っ白な世界で真っ白な服を着た僕の、真っ赤な血。




僕は必死に
まとわりついてくる鎖を取ろうともがく。


でも僕の抵抗は虚しく、鎖は僕を締め付けていく。






「ぅあっ…うっ…はっ…アッ…」


とうとう鎖は、僕の首を絞めた。







僕は最後に

真っ白な世界が

真っ赤に染まるのを、見た。
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